ワイモバイルが所有する電波は、高速通信４G（厳密には３．９世代）だと、最大76Mbpsの通信方式AXGP（2.5GHz帯）と、最大75Mbpsの通信方式LTE（2.1GHz帯と1.7GHz帯）と、通称プラチナLTE（900MHz帯）があります。
３Gだと、最大14.4Mbpsの3G ハイスピードと最大21MbpsのSoftBank 3Gのプラチナバンド900MHz帯と、ULTRA SPEEDの最大42Mbpsの通信方式DC-HSDPAと最大21Mbpsの通信方式HSPA+の1.5GHz帯と最大21Mbpsの1.7GHz帯と、最大14.4Mbpsの3G ハイスピードと最大21MbpsのSoftBank 3Gの2.1GHz帯があります。
PHSの元ウィルコムの1.9GHz帯があります。こちらは最大400Kbpsです。
まとめると、ワイモバイルのスマホの電波は、下の表になります。
| 世代 | 周波数帯 |
バンド |
割当キャリア |
通信方式 | 通信速度 | |
| SoftBank 4G |
4G | 2.5GHz帯 | 41 |
Wireless City Planning |
AXGP | 最大76Mbps |
| SoftBank 4G LTE |
4G | 2.1GHz帯 | 1 |
SoftBank | LTE |
最大75Mbps |
| LTE |
4G | 1.7GHz帯 | 3 |
Y!mobile |
LTE |
最大75Mbps |
| プラチナLTE | 4G | 900MHz帯 | 8 |
SoftBank | LTE | 最大75Mbps |
| プラチナバンド |
3G |
900MHz帯 | 8 |
SoftBank | W-CDMA |
最大21Mbps |
| ULTRA SPEED |
3G |
1.5GHz帯 | 11 |
SoftBank | W-CDMA |
最大42Mbps |
| 3G |
3G |
1.7GHz帯 | 3 |
Y!mobile | W-CDMA |
最大21Mbps |
| SoftBank 3G | 3G |
2.1GHz帯 | 1 |
SoftBank | W-CDMA |
最大21Mbps |
| PHS |
PHS |
1.9GHz帯 | 39 |
Y!mobile | 最大400Kbps |
ワイモバイル独自の電波は少なく、ワイモバイルはソフトバンクのグループなので、ソフトバンクの電波も利用しています。
世代に４Gとありますが、実際は3.9世代です。本物の４Gは、通信速度1Gbpsを目指しています。表で見た通り、今のところ、最大76Mbpsが最高です。
周波数は、数字が低いと、電波が回り込みやすく、届きやすくなります。そのため、900MHz帯が価値が高い、プラチナバンドと呼ばれています。
周波数の数字が高いと、情報量が詰め込めるので、4Gに使われることが多くなります。その一方、直進性が強くなり、電波が届きにくくなります。
下の表は、ワイモバイルのスマホごとの、ワイモバイルの電波受信の可否を示しています。空欄は、受信できない、ことを表しています。
| 4G AXGP （2.5 GHz帯） |
4G LTE （2.1 GHz帯） |
4G LTE （1.7 GHz帯） |
4G LTE （900 MHz帯） |
3G （900 MHz帯） |
3G （1.5 GHz帯） |
3G （1.7 GHz帯） |
3G （2.1 GHz帯） |
PHS （1.9 GHz帯） |
|
| Nexus 6 | 最大76Mbps | 最大75Mbps | 最大75Mbps | 最大75Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | |||
STREAM S 302HW  |
最大75Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | |||||
DIGNO T 302KC  |
最大76Mbps | 最大75Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | |||||
Nexus 5 EM01L  |
最大75Mbps | 最大75Mbps | 最大75Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | ||||
| DIGNO DUAL 2 WX10K |
最大76Mbps | 最大21Mbps | 最大42Mbps | 最大21Mbps | 最大400Kbps | ||||
| AQUOS PHONE es WX04SH |
最大21Mbps | 最大42Mbps | 最大21Mbps | 最大400Kbps | |||||
AQUOS PHONE ef WX05SH  |
最大21Mbps | 最大42Mbps | 最大21Mbps | 最大400Kbps | |||||
| ARROWS S EM01F | 最大76Mbps | 最大21Mbps | 最大42Mbps | 最大21Mbps | |||||
| STREAM X GL07S | 最大75Mbps | 最大21Mbps | 最大21Mbps | ||||||
| STREAM 201HW | 最大76Mbps | 最大21Mbps | 最大42Mbps | 最大21Mbps | |||||
| DIGNO DUAL WX04K | 最大21Mbps | 最大21Mbps | 最大400Kbps |
最大76Mbpsなどの、通信速度は、同じ単位（Mbps）なら、数字が高いほうが、速度が速くなります。PHSは400とありますが、単位はKbpsなので通信速度は遅いです。しかし、PHSは、もっぱら音声通信に使われるので、音質はクリアに聞こえます。
これら、通信速度はベストエフォード型なので、実際は、その数分の１の通信速度しか出ない場合があります。それでも通信速度が10Mbpsもあれば、ネットサーフィンぐらいなら気になりません。
受信できる周波数帯が多ければ、その分、通信がしやすくなります。Nexus6は、Nexsus5より、受信できる周波数帯がAXGPの分だけ多いので、通信がしやすいことが分かります。